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ドラマ版「FROM SCRATCH (原題)」のキャストを発表

ドラマ版「FROM SCRATCH (原題)」のキャストを発表

「FROM SCRATCH (原題)」がドラマ化されることを光栄に思います。この映像化は、いろいろな意味で映画的なラブレターとなるように感じられ、このストーリーの次のステップとしてこれ以上のものはありません。自分自身の愛と夫の死後の喪失体験についての本を綴るずっと前から、何年にもわたって思い出を頭の中でなぞってきました。この作品を任せられるのは、私のクリエイティブパートナー兼ショーランナーであり、家族で妹のアッティカ・ロックをおいてほかにいません。このストーリーについて一番詳しいのは彼女です。私たちにとって、私的な体験を普遍的な感覚に昇華させるための人生と芸術のせめぎ合いといえます。   

ゾーイ・サルダナを「FROM SCRATCH (原題)」に迎えられたことは、文字通り夢のキャスティングとなりました。私の亡夫がモデルとなっている主役のリノなど、キャラクターによってはキャスティングが難航すると予想していましたが、ある俳優のオーディションを見たアッティカが電話をくれました。直感に訴えるものがあったので、スマートフォンで一緒に見てほしいと言うのです。そこでわかったのは、初めて会うのに家族のように感じられる人が存在するということ。ほかのキャストについても同じことが言えます。 

過去1年以上にわたって孤立、分断、喪失の期間を過ごした後、その中で否定されてきた自然、食、愛、旅の豊かさを描くストーリーを送り出せることは素晴らしく、また思いがけないことでもあります。この作品が、心を癒やし、創造力を刺激し、食という要素が持つ、愛情を示す魔法のような力を思い出させてくれることを願っています。

「FROM SCRATCH (原題)」にとって、Netflixほど理想的なプラットフォームはありません。複数の言語、多彩な文化、2つの大陸にまたがる私たちの作品は、愛や共有する思いやりがいかにして国境を越えるかを描くものです。地球上のどこにいても、私たちを結びつける普遍的なものを浮き彫りにするこの作品が、全世界で配信されることをうれしく思います。 

キャスト

ゾーイ・サルダナ (「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「アバター」) は、テキサス出身の若い女性エイミー・ウィーラーを演じます。美と冒険に満ちあふれた人生を追い求めるエイミーは、訪れたイタリアにすっかり魅せられます。魅力的なシチリア人のリノと思いがけず恋に落ちたことで、エイミーは恋、芸術、食に愛と情熱を注ぐ人生を過ごすことを学びます。 

エウへニオ・マスタンドレア (「La Fuggitiva (原題)」「The Girl from last century (原題)」) は、シチリア人の料理人リノを演じます。リノは、日中はシチリアの農園で父親とともにニンニクとオリーブを摘み、台所で母親に料理を習い、夜は文学作品を翻訳するという生活を送ってきました。彼は100年間続く伝統を破ってシチリアの農園を離れ、料理人の道を志します。リノが人生を終える前に最も大切な夢を叶えるには、妻の愛が不可欠なのです。

ダニエル・デッドワイラー (「ウォッチメン」「The Harder They Fall (原題)」) は、エイミーの姉で親友でもあるゾラを演じます。妹がルールを破って両親を困らせることを腹立たしく感じることもありますが、妹のことは心から応援しています。皮肉屋のゾラですが、エイミーにとっては家族の中で最大の味方です。

キース・デヴィッド (「グリーンリーフ」「Welcome to the Blumhouse (原題)」) は、元人権活動家でエイミーの父親であるハーシェルを演じます。率直な物言いが信条の彼は、子供たちに自分で物事を決めさせますが、彼らが間違いを犯すとわかっていてもそれをののしったりはしません。頑固者の2人の娘を育て上げたハーシェルは幸せな再婚生活を送っていますが、エイミーの母親との離婚を今も癒えない傷として抱えています。  

ケリータ・スミス (「The Bernie Mac Show (原題)」「Z ネーション」) は、エイミーの実母リンを演じます。明るく物おじしない性格の彼女は、子供の人生のあらゆる場面に口を挟もうとします。リンは離婚後に娘たちの親権をハーシェルに譲りますが、10年にわたってその決断を後悔し、罪の意識を持ち続けています。

ジュディス・スコット (「親愛なる白人様」「スノーフォール」) は、ハーシェルの妻でエイミーの継母であるマキシンを演じます。10代の頃のエイミーとゾラを育て上げたのはマキシンで、娘たちに対する献身的な姿勢は決して揺るぎません。 

ルチア・サルド (「Picciridda (原題)」でナストロ・ダルジェント賞ノミネート) は、リノの母親フィロメナを演じます。昔ながらのシチリア文化に深くとらわれながらも、この地方と自らの結婚を縛る家父長制度の中で生き抜く術を身に着けています。 

パリーデ・ベナッサイ (「Felicia Impastato (原題)」「La Fuitina Sbagliata (原題)」) は、リノの父親ジャコモを演じます。小学校しか出ていない彼は、ニンニクとオリーブの農園に人生を捧げ、家族を養ってきました。誇り高い家長であるジャコモは、家業を継がない息子を認めることができません。  

ロベルタ・リガノ (「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」) は、リノの妹ビアジアを演じます。ビアジアはリノに見捨てられたと思いつつも、家を出て願いを遂げた兄のことを誇りに思っています。また、自らの喜びとありえたかもしれない別の人生を奪った家父長制度に黙従している自分自身に対して、痛みといらだちを感じています。