エンターテインメント
2020年10月6日オリーのテスト写真はインダストリアル・ライト&マジック (ILM) 提供
私自身、物心がついた頃からおもちゃを集めるのが大好きでした。これまで集めた数々のコレクションの中には、モダンで洗練されたものもあれば、子供の頃に一緒に冒険に連れ回して使い古し、擦り切れたものもあります。年月と共に傷んできていますが、どれも自分にとっては大切な存在で、ずっと持ち続けてきました。誰でも、そんなおもちゃがあったはずです。それは心を打ち明けた相手だったり、守ってくれる味方、相棒、親友だったりしたかもしれません。そしてそんな大切なおもちゃを失くしたときは、心に穴があいたような気持ちになったものです。
そんな気持ちが「Lost Ollie (原題)」の原点です。田舎で自分の持ち主を探し回る迷子のぬいぐるみと、友達以上の存在を失くしてしまった持ち主の男の子の物語。この家族で楽しめる新作実写シリーズは、4年かけて製作されました。本作は、私がNetflixに入社して間もない頃に契約したプロジェクトのひとつでしたが、当時から、大切なものを失くしてしまうストーリーは、年齢を問わず共感できるものだと確信していました。
本シリーズは、ブランドン・オールデンバーグとウィリアム・ジョイスが構想を練り、後に「Ollie's Odyssey (原題)」として出版した物語が原作。それを、最近のアニメ映画の中で私が一番好きな「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」のクリエイター、シャノン・ティンドルが、見事に実写化しました。シャノン自身もオリーの物語に深く共感し、これまで彼が担当した「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」や「コララインとボタンの魔女」、エミー賞受賞の「フォスターズ・ホーム」同様の技術と感情豊かな表現でオリーに命を吹き込みました。
この最高の冒険物語の監督と製作総指揮を、アカデミー賞受賞を誇るピーター・ラムジーが務めるのは、本当に素晴らしいことだと思います。ピーターはすでにウィリアム・ジョイスの作品「The Guardians of Childhood (原題)」を原作とした長編アニメ映画「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」を製作しています。また言うまでもなく、2019年にアカデミー賞の長編アニメ映画賞を受賞した「スパイダーマン:スパイダーバース」では監督として美しく斬新で生き生きとした映像を紡ぎ出し、アニメでの実力を見せつけてくれました。
シャノンとピーターと共に製作陣に加わるのは、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」を製作した21ラップス・エンターテインメントの逸材たち、ショーン・レヴィ、ジョシュ・バリー、そしてエミリー・モリスや、アカデミー賞を受賞したブランドン・オールデンバーグとランプトン・イノックス。また、エミー賞受賞を誇るインダストリアル・ライト&マジック (ILM) のアーティストたちも加わり、一丸となってオリーと仲間たちの物語を実現できることを心強く感じています。
「Lost Ollie (原題)」は、固い友情で結ばれた二人が、子供の世界で起こりうる様々な危険を乗り越え、再会を目指す冒険の物語です。このシリーズの魅力は、自分にとって大切なモノや人を失うときに感じる喪失感、そして失ったモノや人を取り戻したり、失ったことを乗り越えて前に進もうとしたりする勇気を思い出させてくれることです。
私たちを魅了したオリーをご紹介する日が待ち遠しいですが、その日まで、あなたの大切なおもちゃを私の分も抱きしめてお待ちください。