ロンドン発、2019年7月13日: Netflixは、英国のシェパートン・スタジオに、14の防音スタジオ、ワークショップ、オフィススペースを備えた専用の製作拠点を開設することを発表しました。
Netflixとパートナーは、パインウッド・グループが所有するこの代表的なスタジオで、新作だけでなく既存のTVシリーズや長編映画の製作も行う予定です。シェパートン・スタジオで撮影されるNetflixオリジナルシリーズ第一弾は、シャーリーズ・セロンとキキ・レインが出演する、ジーナ・プリンス=バイスウッド監督の「オールド・ガード」。スカイダンス・メディア、デンバー・アンド・デリラ、そしてマーク・エヴァンスが製作を手掛ける本作は、作家のグレッグ・ルッカとイラストレーターのレアンドロ・フェルナンデスのコミックシリーズを原作としたアクションドラマです。
今回の拠点開設は、英国のクリエイティブ産業に対するNetflixの長期的なコミットメントの一環でもあります。昨年だけで、英国各地で25,000人以上のキャスト、クルー、エキストラが、40本近くのNetflixオリジナル作品や共同製作に携わりました。この中には、ウェールズで撮影された「セックス・エデュケーション」、スコットランドで撮影された「アウトロー・キング ~スコットランドの英雄~」、エルストリー・スタジオおよび英国各地で撮影された「ザ・クラウン」などの作品が含まれます。2019年には、アーバーフィールド・スタジオの「ジングル・ジャングル 〜おもちゃ職人とクリスマスの魔法〜」、ラングレー・スタジオの「ニミュエ 選ばれし少女」などの製作に加え、最近ではジュリアン・フェロウズが脚本とプロデューサーを務める新シリーズ「ザ・イングリッシュ・ゲーム」の撮影がマンチェスターで始まりました。こうした活動により、さらに多くの現地スタッフが製作に携わる見込みです。
Netflixコンテンツ最高責任者のテッド・サランドスは、次のように述べています。「シェパートンは約1世紀にわたり、ワールドクラスの映画を表す象徴的な存在であり続け、今日の英国のクリエイティブ産業における重要な製作拠点です。私たちは、その伝統の一端を担えることを大変誇りに思っています。この投資によって、英国のクリエイターやプロデューサーの方々に、最高の製作設備と、作品を発表するための世界的な舞台をお約束できます」
パインウッド・グループ理事長のポール・ゴールディングは、「シェパートン・スタジオにNetflixを迎えられることを嬉しく思います。製作拠点をシェパートンに置くというNetflixの決断は、パインウッド・グループにとって強力な追い風となるもので、国内でスタジオを拡大していくにあたって、大きな自信を与えてくれました。パインウッド・グループは、今後新たに22の防音スタジオの開設を予定しており、より多くの作品製作をホストできるようになります。この英国最大規模のステージスペース拡張計画により、国内の映画・TV業界はこの先も盤石なものとなるでしょう」とコメントしています。
また、BFIのCEOであるアマンダ・ネヴィルは次のように話しています。「クリエイティブ大国である英国に、新たなグローバル企業を迎えられるのは素晴らしいことです。Netflixは、国内の才能や専門知識を活かした英国発の作品を通じて、世界中の視聴者を魅了するという新たな機会を私たちにもたらしてくれるでしょう。彼らがここを本拠地としてくれることを喜ばしく思います」
British Film CommissionのCEO、エイドリアン・ウートンも次のように加えました。「今回の発表は、英国のクリエイティブ産業にお墨付きを与えてくれるものであると同時に、映画や最高品質のTV番組にとって、英国が大変優れた製作拠点であることを、改めて強調するものでもあります」
シェパートン・スタジオの前共同所有者で、映画監督兼プロデューサーのリドリー・スコットはこう話します。「私はこれまで、1,000を越えるCMと作品の製作をシェパートンで行ってきました。1979年の「エイリアン」も、すべてこの場所で製作されています。シェパートン・スタジオは、歴史的にも素晴らしい場所ですし、私の知る限り、いま世界で最も優れたスタジオの1つであると断言できます」
「オールド・ガード」の監督を務めるジーナ・プリンス=バイスウッドも次のように話しています。「シェパートンの映画製作の歴史はとても長く、私の大好きな映画たちもここで作られてきました。だからこそ、この地で自らの映画を製作できることにとてもワクワクしています。シェパートンの歴史の1ページに何か特別なものを残せたらと願っています」
シェパートン・スタジオについて
世界の映画・TV業界にスタジオと関連サービスを提供するパインウッド・グループの一部であるシェパートン・スタジオは、1932年に映画スタジオとして開設して以来、映画、TV、CM製作の重要な拠点となっています。
防音スタジオ、外部バックロット、ポストプロダクション設備および関連サービスからなるスタジオには、世界で最も経験豊富なスタッフが常駐。補完メディア企業も撮影所内にあり、必要な専門知識にすぐにアクセスできます。
シェパートン・スタジオの設備を使って製作された映画には、「時計じかけのオレンジ」「2001年宇宙の旅」「ガンジー」「グラディエーター」「ヴィクトリア女王 世紀の愛」「ゼロ・グラビティ」「ヒューゴの不思議な発明」「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」などがあります。
英国でのNetflixについて
Netflixは2015年以降、エミー賞受賞作「ザ・クラウン」を含む6つの英国発オリジナル作品への出資を通じて、英国内のパートナーや製作活動を拡充してきました。
英国発のNetflixオリジナル作品には、「ブラック・ミラー」、ウェールズで撮影された「セックス・エデュケーション」「ジャック・ホワイトホール: 父子二人旅」のほか、リッキー・ジャーヴェイス、イドリス・エルバ、ジュリアン・フェロウズ、キャサリン・ライアン出演の新プロジェクトなどがあります。オリジナル映画には、スコットランドで撮影された「アウトロー・キング ~スコットランドの英雄~」、シェイクスピア作品を原案とする「キング」、 ドキュメンタリーシリーズには、サー・デヴィッド・アッテンボローがナレーションを務め、Silverback Filmsおよび世界自然保護基金 (WWF) と共同で4年を超える歳月をかけて撮影された「OUR PLANET 私たちの地球」があります。
Netflixは、BBC、ITV、チャンネル4をはじめとする英国の放送局とも密接な協力関係を築いており、これまでに「ブラック・アース・ライジング」「ボディガード -守るべきもの-」「コラテラル 真実の行方」「キス・ミー・ファースト」「女刑事マーチェラ」「Giri / Haji」「ワンダーラスト: 幸せになるためのセラピー」「ウォーターシップ・ダウンのウサギたち」などの番組を製作してきました。最近ではBBCと「ドラキュラ伯爵」を共同製作することも発表しています。Netflixは、「ピーキー・ブラインダーズ」 (BBC Two)、「ブリティッシュ ベイクオフ」 (チャンネル4)、「ハッピー・バレー」 (BBC One) など多くの英国ライセンス作品にも出資を行っています。
編集者の皆様へ
- パインウッドの事業拡張計画には、バッキンガムシャーのパインウッド・スタジオ内にこの秋オープン予定の4つのステージと、2020年オープン予定の2つのステージが含まれます。今年の初めには、シェパートンにさらに16の防音スタジオを建設する計画概要が、現地当局により認可されました。パインウッド・グループは、来年にもこの開発に着手する予定です。
- Netflixの新たな製作拠点は、パインウッド・グループが経営および運営する既存のシェパートン・スタジオ内に10月にオープンする予定です。
