社会貢献
2020年5月28日例年、この時期は新卒者にとって、学校での期末試験、卒業式、就職活動などを控えた多忙な時期です。しかし、2020年に社会に出ようとしている皆さんは、世界的なパンデミックによって、その他大勢の人々と同様にまったく異なる現実に直面しています。
多くの大学キャンパスが閉鎖されたことで、学生は自宅で学習し、卒業制作を遠隔で仕上げ、オンライン限定の卒業式に出席するという変革を強いられました。しかし、こうした活動のオンラインへの移行は容易な一方で、就職活動、面接、人脈づくりなどをリモートでやり遂げるのはなかなか難しいのが現状です。
そこで、Netflixアニメーションのバーチャルスピーカーシリーズをご紹介します。Netflixが無料イベントとして企画した、5日間にわたる10時間の本パネルディスカッションは、通常であればNetflixアニメーションチームの採用担当者が大学キャンパスを訪問して新卒者と面談するこの時期に、次世代のアニメーションを担う世界中の才能ある人々と交流し、彼らを励ます意味で開催されました。
アニメ業界に足がかりをつかむ方法を志望者に伝授する本シリーズは、アニメーション、コンピューターアニメーション、カートゥーン、イラスト、視覚芸術、デザイン、映画、テレビ、脚本、エンターテインメント研究といった関連分野の2020年度卒業生を対象に行われました。本シリーズへの招待状は、世界各地の300校へ送られ、参加者はオーストラリア、ブラジル、カナダ、コスタリカ、イタリア、メキシコ、ニュージーランド、フィリピン、ポーランド、スペイン、韓国、英国、米国をはじめとする多くの国から集まりました。
こうしたイベントをオンラインで開催することは、作品製作やその他の作業をバーチャルに移行しても継続できるアニメーションチームにとって、まさに適格な任務でした。アニメ製作の多くはリモートで個別に行えるので、多くの実写版映画やシリーズのように一時的な中断を余儀なくされることがありません (アーティストの多くは、自身の仕事の他に、現在の危機下で私たちの安全のために働いている人々を称えた#CartoonsforCaregiversの取り組みの一環として、心温まるカートゥーンを製作しました)。
アニメーションアウトリーチ・アンド・エンゲージメント担当の責任者シャーリー・イバラは、本イベントの冒頭で「いまはアニメーションに携わる人々が活躍できる素晴らしい時期です」と述べました。
本スピーカーシリーズは、先の見えないこのような時代にオンラインでクリエイティブなコミュニティと関わりを持ち続ける、Netflixの姿勢を示す一例にすぎません。5月には、Netflixのグローバルアウトリーチチームが、インドの編集者コミュニティ向けに、エピソードシリーズの編集に関するバーチャルQ&Aセッションを開催しました。
4月には、「ウィロビー家の子どもたち」の脚本兼監督クリス・パーンが、サヴァンナ芸術工科大学や外国の学生200名を対象に、本作の製作に関するバーチャルセッションを開催しました。さらに、選ばれた学生たちのポートフォリオについて公開批評を行い、アニメ業界への就職活動のためにポートフォリオを作成する際のポイントやアドバイスを提供しました。
「ウィロビー家の子どもたち」のスチール画像
こうした支援イベントに加えて、Netflixアニメーションはアニメ業界を目指す学生に奨学金も授与しています。Netflixアニメーションフェローシップは、パリにある視覚コミュニケーションと芸術の学校であるゴブラン レコール・ド・リマージュの卒業生1名に、日本のアニメ専門家とともに直接Netflixオリジナルアニメ作品を製作する機会を提供しています。また、キャラクターアニメーション奨学金プログラムは、アフリカ大陸からの学生に対し、年に10人まで4年間にわたり、キャラクターアニメーションとアニメーション映画製作プログラムの修士課程の一環として、ゴブランで学ぶ奨学金を授与しています。
4月27日に始まったバーチャルスピーカーシリーズは、ビジュアルデベロップメント、アニメーションデベロップメント、採用担当者の目に留まる方法、絵コンテの売り込み方法、アニメーションの脚本執筆方法などのトピックを取り上げました。できるだけ多くのタイムゾーンから参加しやすいように、同一トピックについて複数のセッションが行われ、参加者が質問できるように各セッションにQ&Aコーナーが設けられました。また、25名以上のスピーカーが講演し、コンテンツ・エグゼクティブ、プロダクションデザイナー、ストーリーエディター、ビジュアルデザイン・アーティスト、採用担当者も登壇しました。
本シリーズはまた、多作なクリエイター陣から、メーガン・ドン (「ヒックとドラゴン2」、今後配信予定のNetflix作品「Centaurworld (原題)」)、ホルヘ・R・グティエレス (「ブック・オブ・ライフ 〜マノロの数奇な冒険〜」、今後配信予定のNetflix作品「プリンセス・マヤと3人の戦士たち」)、アレックス・ハーシュ (「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」、今後配信予定のNetflix作品「Inside Job (原題)」)、エリザベス・イトウ (「アドベンチャー・タイム」、今後配信予定のNetflix作品「City of Ghosts (原題)」)、マット・レイゼル (「ピンキー・マリンキー」、今後配信予定のNetflix作品「バトル・キティ」)、サンジェイ・パテル (「Mr. インクレディブル」、今後配信予定のNetflix作品「Ghee Happy (原題)」)、カタネ・ヴァーダニ (「Monsters at Work (原題)」、今後配信予定の「Kat & Juju (原題)」) らも参加し、1時間半の広範なディスカッションも行われました。
今後配信予定のNetflixシリーズ「Centaurworld (原題)」のキーアート
司会を務めたのは、業界のベテランでNetflixのキャラクターアニメーション監督ジェームズ・バクスター。パネルディスカッションでは、クリエイターたちのキャリア初期の苦労や最大のリスク、これまでに目撃したアニメ業界最大の変化、ソーシャルメディアで作品をシェアすること、さらなる人脈づくりに関するアドバイスなどについても取り上げました。
ホルヘは、自宅待機のもとで働くことについて「逆境がエネルギーになった」と述べました。彼は、現在の状況がアニメの「新世代に刺激を与える」ことにもなってほしいと願っています。
Netflixアニメーションのプロダクションデザイナーを務めるマイク・ヤマダは、アニメーションの脚本執筆に関する2つのパネルディスカッションの1つで、世界中で何百万人もの人々が直面しているこの異常事態を逆手に取ろうと、参加者を激励しました。彼は、「人々はエンターテインメントを求めています。いま私たち全員が集団で1つの経験を共有しているので、公正なことを行う機会は豊富にあります」と述べました。
同様に、本シリーズ最終パネルディスカッションでは、イバラも「現在の状況は苦しいものですが、どうか毅然として描き続けてください」と締めくくり、希望を託しました。
その言葉はしっかり受け取られたようで、多くの参加者からNetflixアニメーションチームにイラスト付きの礼状が届きました。これらのイラスト集はこちらからご覧いただけます。
--アニメーションアウトリーチ・アンド・エンゲージメント・チーム
詳細情報については、Netflixアニメーションの2部構成によるWeAreNetflixポッドキャストエピソードをこちらとこちらからお聴きいただけます。
