エンターテインメント
2021年5月6日必ず、史上最高のスーパーヒーロー物語となるように...。
2012年に「ジュピターズ・レガシー」 の執筆に取り掛かったとき、メモ帳に書いた最初の1行がこの言葉でした。最初のせりふを思いつく前に、私は高い目標を自分に課したのでした。
10年間コミックブックの原作を書いてきた私は、独力で力を試し、かつてない種類のスーパーヒーロー物語を作りたいという思いを抱いていました。「ジュピターズ・レガシー」に取り掛かったとき、妻と私には第2子が生まれたばかりで、家族の物語にがぜん興味をそそられるようになっていました。子持ちのスーパーヒーローの物語は、これまでそう多くはありません。私は「スーパーマンのようにかっこいいキャラクターがワンダーウーマンみたいなスゴい人と結婚して、子供が生まれたらどうなるだろう?」と想像しました。それはとても面白いダイナミズムを生むはずで、特にそういったキャラクターの子供たちにとって、親の期待や偉業に沿っていくことは難しいのではないかと考えたのです。
そうした着想から、シーンの走り書きや小さなメモを取り始め、丸2ヵ月の間、キャラクターたちの全世界や相互の関係性を練っていきました。私の書斎は当時、「ゾディアック」のワンシーンのようでした。至る所に図表があり、いくつもの矢印がキャラクターを指し示していました。ごくわずかしか登場しない人物にも30年分のバックグラウンドを考え、私が自分の親友について知っていることよりもよほど詳細に設定していきました。
妻のルーシーと私が2017年にミラーワールド社をNetflixに売却したとき、私たちの最優先事項は「ジュピターズ・レガシー」の映像化でした。映画化を提案してみたところ、Netflixはこの作品を必要なだけ深く掘り下げて映像化するチャンスを与えてくれました。限られた時間の映画に凝縮する必要もない、シリーズ作品にすることによって、走り書きやメモのすべてを存分に生かせるようになったのです。
各シーンを何度も観ていますが、この夢のようなキャストとスタッフが作り上げたものを見飽きることはなく、皆さんも同様に楽しんでくださることを願っています。
本作を世界に配信する準備をしながら、私たちが現在取り組んでいるプロジェクトの状況についても、いくつかお知らせします。私たちは検討を重ね、慎重に、時間をかけてそれぞれの物語を現実味あるものに構築しようとしています。これらの作品群は、幅広いコンテンツを取りそろえることを意識しつつも、常に"アーティスト"や"ファンファースト"の視点で精査し、すべての作品からミラーワールドのDNAを感じていただけるよう努めています。
まずはニュースから...。
現在は 「キングスマン」以来となる、ただしまったく違った種類の、6話構成による実写アクションスパイシリーズに重点的に取り組んでいます。脚本家は、私が20年来大ファンの人物で、今回初めて自分から声をかけました。この作品は私が今まで手掛けたなかで最大のシリーズのひとつになる可能性があるもので、非常にワクワクしていますし、皆さんにも楽しんでいただけるとうれしいです!
また、昨年はすべての見通しが立たず、延期しなければならなかった「The Magic Order (原題)」についても、企画が再開されたことをお伝えします。この作品は、しばらく離れていたことで、再開となったときにまったく新鮮な目で見つめることができました。まもなく新たな脚本家チームとの協議に入る予定です。これは実写版アクションシリーズとして考案した作品ですが、コミックファンの方ならご存じのとおり、私はコミックの執筆にも情熱を注いでいます。伝説的なスチュアート・イモネン作画による「The Magic Order (原題)」の第2巻が10月に、そしてヨーロッパの素晴らしいアーティスト、ジジ・カヴェナゴ作画による第3巻がその直後に発刊されることも、併せてお伝えしておきます。3冊すべてがこちらでご覧いただけます。
「American Jesus (原題)」の企画も、才能あふれる有能なエベラルド・ゴウト (「Marvel ルーク・ケイジ」「Sacred Lies (原題)」) やレオポルド・ゴウト (「モリーズ・ゲーム」「インスティンクト -異常犯罪捜査-」) の手によって、見事に昇華されつつあります。Netflixが許してくれたクリエイティブな選択肢に圧倒されるばかりです。特に、このシリーズはスペイン語と英語の会話が登場しますから。
今年後半には、「スーパー・クルックス」のアニメシリーズを世界配信しますのでお楽しみに。小悪党8人が超能力を駆使して大強盗を企てるこのコミックは、アクション満載の全13話 (各話30分) シリーズとして、株式会社ボンズ (「僕のヒーローアカデミア」「モブサイコ100」「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」) の手で感性豊かにアニメ化されます。ファンの皆様には今年6月、待望の本シリーズの一部をアヌシー国際アニメーション映画祭で初めてお披露目します。
映画作品においては、Marvelライティングプログラム出身のベック・スミスが、現在「Reborn (原題)」の脚本を執筆中です。クリス・マッケイ (「レゴバットマン ザ・ムービー」) に監督を打診しており、サンドラ・ブロックがヴァーティゴ・エンターテインメントとともにプロデューサーを務めます。「Empress (原題)」**「Huck (原題)」**「Sharkey The Bounty Hunter (原題)」の3本の長編もさまざまな段階にあり、企画が進行しています。さらに、マシュー・フィルポとライアン・フィルポ (「Eternals (原題)」) が驚くべき脚本を手掛ける「Prodigy (原題)」もラインアップに加わっています。
どうぞご期待ください!
