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【年末年始、何観る?】『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』(ダニエル・クレイグ、監督インタビュー映像あり)

ダニエル・クレイグ扮する、風変わりな紳士名探偵ブノワ・ブランが、複雑に絡み合った人間模様により巻き起こる難解な殺人事件の謎を解き明かす極上ミステリー『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』。『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』の続編でシリーズ第二弾。物語の舞台は地中海の孤島へ。名探偵ブノワ・ブランがギリシャに渡り、多彩な容疑者たちが巻き起こす事件の謎に迫ります。

ここではライアン・ジョンソン監督(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』)と主演ダニエル・クレイグ(『007』シリーズ)へのインタビューを通し、本作の制作秘話と見どころを紹介します。

アガサ・クリスティの影響

ライアン・ジョンソン:私は子供の頃からアガサ・クリスティの本を読んで育った。彼女の本から前作『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』と『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』に取り入れた要素は多すぎて数えきれない。今回は2作目なので、観客に前作とは全く違うものを見せたかった。全く新しいミステリー、全く新しい物語にしたかった。だからアガサ・クリスティの本を読み返してみたが、どの作品でも毎回新しい体験をさせてくれる。新しい容疑者、場所、殺害方法だけでなく、新しい物語に挑み様々なジャンルを取り込んでいた。壮大、大胆かつ野心的に物語を展開させ、読者がもつミステリーへの固定観念を払拭したんだ。私は彼女のそういう点にインスピレーションをもらってこの作品を作ったんだ。

謎に包まれた名探偵 ブノア・ブラン

ダニエル・クレイグ:役作りのためにいろんな人を参考にした。最初にキャラクターを作り上げる時には、テネシー・ウィリアムズや歴史家のシェルビー・フット。南部なまりを研究して、自分なりに工夫しました。ただ演じる時には忘れている。ブノワはできる限り謎に包まれている方がいいと思っている。観客には主人公や容疑者や殺人ミステリーに集中してもらうことが重要。だから観客は彼についてなるべく知らない方がいいと思う。

ブノア・ブランとジェームズ・ボンド 、共感するのは?

ダニエル・クレイグ:私はジェームズ・ボンドとブノワ・ブラン、どちらにも共感しないんだ。この2人のキャラクターはかなり違う。できるだけ上手く演じられるように頑張っているけれどね。とはいえ、2人とも困難に立ち向かうタイプで、その点は私にほんの少し似ているかもしれない。

ダニエル・クレイグの魅力

ライアン・ジョンソン:ダニエルはかなり特別だ。私はこれまで素晴らしい俳優やムービースターたちと仕事をする幸運に恵まれてきたが、彼は全てを兼ね備えている。世界最高の俳優の一人でありながら、偉大な映画界のスターでもある。この2つは実は全く別物なんだ。必ずしも両方持っているとは限らない。それともう一つ、最も重要なことがある。それは彼がとても魅力的で愛すべき人であること。私たちが一緒に映画を作り続けている最大の理由は、現場で共に過ごしたいからだ。一緒に仕事をするのが大好きなんだ。互いにこのミステリー作品を作ることを楽しんでいる。私はダニエルとこの作品で一緒に仕事ができてとても幸運だ。

豪華キャスト陣のケミストリー

ダニエル・クレイグ: 本当に素晴らしいキャストに恵まれて幸運だった。映画でしかできない配役で夢のようだ。一人一人が懸命に自分の役を演じたんだ。スクリーン上ではそんな努力はうかがえない。お気楽に見えるが、とても大変な仕事だ。とはいえ本当に楽しかった。たくさん笑いあって、冗談を言いながら一緒に過ごして親しくなった。そうして真のチームになったんだ。作品を通して観てほしいし、皆さんにも楽しんでもらえると嬉しい。

撮影現場でのムードメーカーは、ダニエル・クレイグ

ライアン・ジョンソン:撮影現場での雰囲気を作っているのはダニエルだ。第一線で活躍してきたからね。ダニエルは誰でも受け入れてくれるし、温かい人柄だから、現場ですぐに自信に満ちた雰囲気を作ってくれる。他の俳優たちがそれを見て、みんな一気にリラックスする。競争もエゴもない。みんなただ一緒に仕事をして、いい作品を作るために一致団結する。配役はパーティーの招待客選びに似ていて、一緒に上手くやれて楽しめる人たちを選ぶようにしているんだ。だから彼らが招待されて撮影するときには、それぞれが準備万端で一緒に楽しもうという気に溢れているんだよ。作品を観てもらえればわかると思う。

ダニエル・クレイグ:私はイタズラを仕掛けるタイプではない。ただ、真面目な顔をしているのが難しかった。たとえばキャスリン・ハーンとか、ケイト・ハドソンとかがいて、こんなに面白い脚本があると、ただ読んでいても面白いしセリフを言っても面白いけど、さらに誰かが急にアドリブをすると、みんな吹き出して大笑いしてしまう。そういうのが楽しかったよ。

ミステリー作品とアクション大作を監督すること

ライアン・ジョンソン:(ミステリー作品とアクション大作を監督することは)違うけど同じだ。ミステリーにはヒントがあって容疑者がいて、という設定があるが、結局のところアクション映画も同じだ。たとえば『スター・ウォーズ』やその他の映画でも観客を巻き込むという点では同じ。観客の注意をひいて作品に夢中にさせる。一緒に体験して楽しんでもらう。そうすれば、観客は謎を解くこうとすることなんて忘れてしまう。どの作品も大変で違ったチャレンジがあるが、いつだって目指すところは変わらない。観客を飽きさせることなく楽しませ、巻き込んでいくことだ。

何度でも観てほしい

ダニエル・クレイグ:役者なら誰でも作品を何度も観てほしいと言うが、この作品に関して、私は心からぜひ2回は観てほしいと思う。1回目に見逃したたくさんのことに気がつくだろう。ライアン・ジョンソンは素晴らしい脚本家だから、1回観ただけではわからないヒントがイースターエッグのように隠されている。最初は気づかないが、もう一度見ると見えてくるよ。だから、ぜひ2回、3回、いや何回でも観ることをお勧めする。

ライアン・ジョンソン:『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』は2回観てさらに楽しめる作品だ。繰り返し見ても十分に楽しめるよ。1回では気づかない要素がたくさん隠れている。2回見れば、細かなことに気付けるんだ。観るごとに面白くなるよ。

日本のファンへのメッセージ

ダニエル・クレイグ:日本のファンのみなさんに『ナイブス・アウト: グラス・オニオン』を観てもらえるのが待ち遠しい。ミステリーだが、家族で楽しめる作品だ。マーダーミステリーで、謎が謎を呼ぶ展開でみんなで推理できる。有名人たちがたくさんカメオ出演していて、とにかくシンプルに面白い。みなさんに少しでも笑ってもらえると嬉しい。

ライアン・ジョンソン:日本のミステリーファンのみなさん、クリスマスの季節にNetflixで配信となる『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』を観ていただけると嬉しいです。ぜひご家族と一緒にご覧ください。とても楽しいミステリーです。ぜひ楽しんでください。


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