社会貢献
2021年9月14日フィクションの世界におけるリプレゼンテーションは、社会においてその存在が認識されていることを表します。リプレゼンテーションがないことは、その存在が抹殺されていることを意味します。より多くのラテンアメリカ系の物語を映像で紹介するためには、舞台裏で物語に命を吹き込むラテンアメリカ系の声を発掘する必要があります。
このような理由から、Netflixは昨年ロサンゼルス・ラティーノ国際映画祭 (LALIFF) と提携し、初めてのインクルージョン・フェローシップを実施しました。ラテンアメリカ系コミュニティの中でも、歴史的に過小評価されてきたグループの支援に焦点を当てたこのフェローシップは、アフロラティーノの監督5人を、メンターシップの構築、Netflix幹部のパネルディスカッション開催、人脈づくりの機会提供、短編映画製作の経済的援助などを通して支援しました。
こうしたフェローたち (写真上) の才能や、2021年のLALIFFでプレミア上映された彼らの短編作品に、私たちは圧倒されました。そのいくつかは、後に他の映画祭にも出品されています。
Netflixはここに、LALIFFと再び提携し、フェロー数を2倍に拡大して、2年目となる本プログラムを実施することを発表します。今年のフェローシップは、アフロラティーノと先住民ラティーノの監督それぞれ5人に授与されます。
今年も本フェローシップでは、各監督に短編映画の製作資金として2万ドルを提供します。フェローたちは、映画の製作全般にわたってNetflixのチームから支援を受けるほか、製作から配給に至るまで業界リーダーとマンツーマンのメンターシップを結び、さまざまな人脈づくりの機会を得ます。
完成した映画は、2022年のLALIFFでプレミア上映されます。フェローたちはまた、同映画祭の業界向けイベントにも招待され、キャリアをさらに拡大できるとともに、業界において重要な足掛かりを得られます。
インクルージョン・フェローシップの拡大は、Netflixが今年初めに発表したNetflixクリエイティブ向け創造支援基金の一環であり、TVや映画業界における過小評価コミュニティに対し、製作に関わる機会創出を手助けすることを目的としています。
Netflixは、LALIFFとのパートナーシップを強化して、製作に携わる人々の声を広げ、次世代のラテンアメリカ系監督を育成していくことを非常に楽しみにしています。リプレゼンテーションは大切なのです。
本フェローシップおよび申し込み方法についての詳細は、https://laliff.org/fellowshipをご覧ください。
1年目のフェローと短編作品について:
ロレーナ・デュラン (「Loma de Lilí (原題)」**)**
ある電気工事で問題が発生。不愛想な電気技師は、死亡事故の証拠隠滅を図るために、心優しい精霊の助けを借りることになります。
ロレーナ・デュランは、ニューヨークで生まれ、ドミニカ共和国で育った受賞経験のある監督です。ニューヨーク大学の大学院映画課程で修士号を取得し、新進監督としてFilm Independentの2019年Project Involveフェローシップに選ばれました。直近の短編映画「The Fisherwoman (原題)」は、パームスプリングス国際短編映画祭やアトランタ映画祭で上映されました。撮影監督を手掛けた作品は、トライベッカ映画祭からVimeoのスタッフピックまで多くの国際イベントやプラットフォームで上映され、2019年にARRIのフォルカー・バーネマン撮影賞を受賞しています。
ジャスティン・フロイド (「Quinceañero (原題)」)
15歳になった少女の誕生日を祝う"キンセアニェーラ"を自分もしたいと夢見る、カトリック教徒の少年を描いた風変わりなミュージカル。
ジャスティン・フロイドは、アフロラティーノの脚本家・監督でカリフォルニア州コンプトン出身です。Inner-City Filmmakersで学び、2015年にTeam Oscarフェローの一員として短編作品「The Center (原題)」を製作、アカデミー賞の舞台に上がりました。また、2016年のSundance Igniteフェロー、2017年のワーナー・ブラザースEmerging Film Directorに選ばれました。短編映画「Resurrect (原題)」はHBOが配信権を獲得。直近の短編「Fotos de Blancas (原題)」はメキシコのバジェ・デ・チャルコで撮影され、2021年に公開予定です。
ケース・ペーニャ (「Period (原題)」)
トランスジェンダーのラテンアメリカ系女性ヴェルガラは、刑務所を出た後、バイトで12歳の内気な少女の子守をすることに。生活費を稼ぐために、刑務所に入る原因となった売春にまで、再びひそかに手を出してしまいます。
ケース・ペーニャは、受賞経験のあるニューヨーク生まれの監督です。ドミニカ共和国出身の労働者階級の両親を持つ、非白人トランスジェンダーの女性で、現在は伝説的なトランスのアイコン、カルメン・カレラや、「ブルックリン・ナイン-ナイン」や「イン・ザ・ハイツ」で有名なステファニー・ベアトリスとともに、プロジェクトに取り組んでいます。サンダンス・インスティテュートのLaunch Grantを受けた長編脚本「I Love Hate (原題)」は、エンジェル・ロペスが製作を行っています。2本の短編映画「Full Beat (原題)」と「Trabajo (原題)」は、HBOが配信権を獲得しました。
タマラ・ショガオル (「The Braid of Time (原題)」)
悲劇により祖母を失った後、エステラは祖母の過去の中に未来への鍵を見いだします。
タマラ・ショガオルは、Ado Ato Picturesの設立者兼クリエイティブディレクターです。彼女の作品は、トライベッカ映画祭、ニューヨーク近代美術館、インドネシア国立博物館といった映画祭、ギャラリー、美術館などで世界的に紹介されてきました。2018年サンダンス・インスティテュートのNew Frontier Lab Programsフェロー、2019年オランダ映画祭金の子牛賞ノミネート、2020年クリエイティブキャピタル賞、2020年ジョン・Dとキャサリン・T夫妻のマッカーサー基金によるサンダンス・インスティテュートのNew Frontierなどを受けています。
モニカ・スリヤギ (「La Ciguapa (原題)」)
内気なミラグロの彼氏デイヴィスは、彼女をキャンプに連れていきますが、ミラグロは彼が浮気していると知り、険悪な雰囲気に。デイヴィスは断固否定するものの、ミラグロはふつふつと込み上げる怒りによって、以前から運命的に思い描いていた伝説の生物シグアパに変身してしまいます。
モニカ・スリヤギは、黒人とアジア人の血を引く移民二世のアフロラティーノで、その監督作品は大胆な色使いや力強い女性像を特徴とし、時には流血シーンも描かれます。初の短編映画「Black In Red Out (原題)」は、米国中の20を超える映画祭で上演され、黒人のホラー映画史についてのドキュメンタリー「Horror Noire: A History of Black Horror (原題)」では、ジョーダン・ピール、トニー・トッド、レイチェル・トゥルーらとともに取り上げられました。全員女性による映画製作集団、Body Checker Productionsの設立メンバーでもあります。
