エンターテインメント
2022年3月8日「マイ・ストーリー」「ブリジャートン家」 「アリ・ウォンの魔性の女になりたくて」「彼女のかけら」「大坂なおみ」「パワー・オブ・ザ・ドッグ」。Netflixで配信されている女性たちのストーリーは多岐にわたります。メンバーの皆様が気分に合わせて楽しめるよう、観る人に力を与えてくれるヒューマンドラマ、示唆に富むドキュメンタリー、とにかく大笑いできるコメディなど、さまざまな作品をお届けしています。
そんな多彩なラインナップの象徴ともいえるのが、トゥイシャ・パトニがアートを手がけたNetflixの新しいコレクション「彼女たちのストーリー」です。歴史を作る女性たち、強くてクールな女性たち、爆笑を巻き起こす女性たち、女性監督による映画、といったテーマ別に、女性の強さと才能をさまざまな側面から称えるコレクションを企画しました。「彼女たちのストーリー」コレクションは、国際女性デーの本日から3月31日まで公開します。今回取り上げたシリーズや映画、スペシャルは、女性たちをテーマにした女性たちによるさまざまなストーリーに目を向け、企画・製作を行い、世界に配信するために、Netflixが年間を通して行っている取り組みを象徴するものです。そして、この他にもまだまだ伝えられていないストーリーはたくさんあります。
女性たちのストーリーがもたらす影響について、Netflixのドラマ企画部門バイスプレジデントのジニー・ハウに話を聞きました。Netflixがこうしたストーリーを企画・製作し、世界中の視聴者に届けるために、ハウは女性クリエイターと協力するうえで重要な役割を担っています。
立場上、クリエイターからストーリーの持ち込みを受けることが多いと思いますが、その際、どのような点に注目しますか? また、女性視点というバランスを作品に取り入れるのはどれくらい重要ですか?
本当に心に響く作品の多くは、私たちの時代や社会をありのままに反映したものです。そのため、そうしたストーリーの全体像を反映するためには、女性の視点に注目することが大切です。女性たちは、女性の野心や欲望、ニーズがスクリーン上で描かれ、それが実を結ぶことを当然ながら願っています。たとえば、「ザ・クラウン」「アンビリーバブル たった1つの真実」「アンオーソドックス」のように、よく知られたストーリーであっても、それが新たな視点から描かれていることに、私はワクワクします。一方で、ナターシャ・リオンの「ロシアン・ドール: 謎のタイムループ」のように、新しいクリエイターが、これまで視聴者が味わったことのない素晴らしいストーリーを発信しています。常に視聴者とNetflixにとって新鮮かつ共感できるストーリーを届けながらも、状況を根本から変えつつあるのです。
女性クリエイターや女性たちのストーリーは以前から存在していますが、エンターテインメント業界への貢献が認められるまで、なぜ時間がかかったと思いますか?
最近、1970年代を舞台にしたシリーズを担当したのですが、女性が社会で力を持つようになってまだわずかな期間しか経っていないことを思い知らされました。社会が移り変わり、一人でさまざまな役割を担う女性や、一家の稼ぎ手となる女性が増加するにつれて、エンターテインメントの世界でも女性によるストーリーテリングや女性たちのストーリーに道が開かれてきました。「ブリジャートン家」はその良い例で、シーズン1を担当して学んだことは、軽くあしらわれてしまいがちな作品 (ロマンスというジャンルは得てしてそうですが) が、世界中の視聴者に受け入れられたということです。さらに、ヘレン・ワンの小説に着想を得た作品で、男性優位のビジネス界で出世しようとする女性を描いた、アーデン・チョー主演の「Partner Track (原題)」が今年後半に配信される予定なので、お届けすることを楽しみにしています。女性たちのストーリーは、重要であるばかりでなく、必要なものなのです。
なぜ女性の視聴者にかぎらず視聴者の皆さんすべてが、こうしたストーリーに共感するのでしょうか?
私はいつも言っているのは、素晴らしいストーリーはただそれだけで素晴らしい、ということです。視聴者はスクリーン上で自分自身との共通点を見つけたいと望み、キャラクターが経験していることに心情的な深いつながりを持ちたいと思うものです。「メイドの手帖」のアレックスのような複雑で入り組んだ境遇にある女性のストーリーをあらゆる視聴者が受け入れていることに、私は勇気づけられます。彼女の人生や歩みと実際に共通するものがあるかどうかにかかわらず、彼女が経験する葛藤やサクセスは、人として非常にリアルに共感できるものだと思います。
あなたのキャリア形成において、周囲の女性たちからどのような影響を受けましたか?
これまでの人生とキャリアを通して、多くの素晴らしい刺激的な女性たちに出会ってきたことを、とても幸運に思っています。私の母は大胆不敵な性格で、私の教育にあたっては、自分の意見を声に出すことを恐れないよう、また他人を気にして萎縮しないようにと育ててくれました。これまで、グローバルTV部門責任者のベラ・バジャリアや、社会に出たばかりの頃に互いに新人として出会ったクリエイターのモリー・スミス・メッツラー (「メイドの手帖」) とデボラ・カーン (「The Diplomat (原題)」) など、クリエイティブパートナーやリーダーたちに、母の教えと同じようなエネルギーを見出すことができたのは、本当に幸運なことでした。
この業界を目指す女性たちへのアドバイスをお願いします。
勇気を持つこと、恐れないことです。皆さんの声は重要であり、大切です。この業界において、女性であることがこれほど素晴らしい時代はありませんでした。私たちの周りを見渡せば、ションダ・ライムズ、ジェンジ・コーハン、レジーナ・キングのような立場ある人から、ジェニファー・ロペス、ハル・ベリー、ジェニファー・ガーナー、ミーガン・ジー・スタリオンなどのスーパースターや、カリンダ・バスケス、ジョージア・リー、レジーナ・ヒックス、リア・フォングといった新進気鋭の才能まで、Netflixでクリエイティブな仕事をする非常に幅広いストーリーテラーとクリエーターたちが揃っているのです。これからが、ますます楽しみです!
